プライバシーフリーク必読本3冊を読んで

 2月にはプライバシーフリーク(定義:ヤフージャパン執行役員社長室長別所直哉)必読の本が3冊発行された。

 3冊をようやく読み終えたので、企業による僭脱的な個人情報の収奪に対して興味を持ち始めた方へ、この3冊を読む順番を提示してみる。なお、東京六大学のうちのひとつの外様キャンパスの教員はtweetにアフィリエイトを付けて学生等に対して乞食をしていたが、AmazonのKindle本に対してリンクをしているが、アフィリエイトを含ませていない。

 最初に日本でのここ数年の間の問題事例にどのようなことがあったのかを知るために、これらにもれなく問題であるとして言及している「プライバシー大論争 あなたのデータ、お金に換えてもいいですか?」の前半を読むのが良いだろう。なお、後半はプライバシパイレーツ側の企業におもねる記述が鼻につくので、この部分は元からなかったこととして破り捨てておくことをお勧めする。

 次に、前書で知った日本の事例を念頭に置いて、膨大な量のU.S.A.とE.U.を含んだOECD各国の実例を示した「パーソナルデータの衝撃――一生を丸裸にされる「情報経済」が始まった: 城田 真琴」が良いだろう。本書では実例を列挙するだけではなく、データ提供側とデータ収集側の不均衡を解消し、双方に合理性のある手法について言及してあるのも有意であり、3冊目への橋渡しの役目も担っている。

 最後に、前述2書で知った実例を深掘りする「ニッポンの個人情報 個人を特定する情報が個人情報であると信じているすべての方へ: 鈴木 正朝, 高木 浩光, 山本 一郎を読むのが良いだろう。浅川さんや城田さんのように読み物としての体裁ではなく、「プライバシーフリークの会」の座談会の書き置きしであることに注意を要するが、前の2冊を読んだ後ならば、高木さん、鈴木さん、そして山本さんがぐいぐいと踏み込んでいく先がどこなのか分かるようになっているだろう。

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プライバシーフリーク必読本3冊を読んで