ユーザの権利を収奪するWEBサービスが公開された

 当Tumblrを読むのは現ただの樋渡啓祐を追いかけてきた方々だと思うので、[#SG問題 Satisfaction GuaranteedのFacebookページの検証 その4 – NAVER まとめ](http://matome.naver.jp/odai/2137257249878316801)と他人の創作物へのただ乗りをやらかした武雄市政アドバイザーの佐藤俊介は御記憶に残っていることだろう。

 その佐藤俊介がまたしても他人の創作物へのただ乗りを目的としたWebサービスをプロデュースし、

公開したので、whois情報と2015.01.21 1100時時点で気が付いた問題点を取り急ぎメモとして公開しておく。

 whois情報を次の通り。

Domain Information:
[Domain Name] UQIYO.JP
[Registrant] Beaglee Inc.
[Name Server] ns–1253.awsdns–28.org
[Name Server] ns–430.awsdns–53.com
[Name Server] ns–1657.awsdns–15.co.uk
[Name Server] ns–830.awsdns–39.net
[Signing Key][Created on] 2014/10/31
[Expires on] 2015/10/31
[Status] Active
[Last Updated] 2014/11/14 17:31:07 (JST)
Contact Information:
[Name] Beaglee Inc.
[Email] technical@beaglee.com
[Web Page][Postal code] 101–0052
[Postal Address] Minato-ku 2–13–5 Kita-Aoyama
[Phone] 03–6707–4057
[Fax]

これから、UQIYO.JPというドメインの登録者は、株式会社ビーグリーであり、Amazon WS上に置かれているWEBサイトであること、2014/10/31に登録し、2014/11/14 17:31:07に更新されていることが分かる。

 さて、このWEBサービスの問題点はふたつある。

 まずは、UQIYOという商標が株式会社ビーグリーにより商願2014–98034として商標登録されているが、UQiYOさんというバンドがすでにiTunes Music Storeで楽曲を販売するという音楽活動をしている状況下で、UQIYOとUQiYOと1番目立たない“i”という文字をわざわざ選択し、小文字を大文字に変更した商標をぶつけてきた意図はどこにあるのだろうか?

 次に、UQIYO利用規約 第13条1項に次のような記載がある。

ユーザーは、当社に対し、ユーザーが投稿する画像情報等を、以下に定める目的のため必要な範囲内で媒体または配布方法 (既知のまたは今後開発されるもの) を問わず、使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配布するための、世界的な非排他的ライセンスを (サブライセンスを許諾し、又はライセンスを譲渡する権利と共に) 当社に対して無償で許諾するものとします。この場合、当社は情報の一部及び氏名表示等を省略して利用することができます。

同様な利用規約にTwitterのサービス利用規約の5項があるので、これも引用する。

ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して、自ら送信、投稿、または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介してコンテンツを送信、投稿、表示することをもって、媒体または配布方法 (既知のまたは今後開発されるもの) を問わず、かかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、改変、修正、公表、送信、表示および配布するための、世界的な非排他的ライセンスを (サブライセンスを許諾する権利と共に) 当社に対して無償で許諾するものとします。

読むまでもなく一瞥しただけで違いが分かるだろう。Twitterは1文目でユーザーに権利を認めた上で、2文目で「うちも使わせてね」としているが、UQIYO利用規約 第13条1項では、Twitterの1文目(ユーザの権利保護条文)をそっくり削除して、2文目の「うちも使わせてね」(WEBサービス運営会社の権利主張条文)だけを残している状態なのだ。つまり、驚くことにユーザーには著作権に属するほぼすべての権利の権利を無償ですべて株式会社ビーグリーに渡すことに同意せよと主張しているのだ。

 この2点と冒頭の事案を勘案すると、アマチュアのイラスト描きさんについては

ということは、佐藤俊介の行状から容易に想定できる。
 しかし、UQIYO.JPにはニュースを題材にイラストを投稿する イラストキュレーションサービス 「UQIYO」(浮世)がリリース!里中満智子、折原みと、石原まこちんなど プロの漫画家が100名以上参画株式会社ビーグリーは、がリリースを出しているようにプロの漫画家さんの著作物もすでにアップされている。株式会社ビーグリーは、彼らプロの漫画家さんの著作権も収奪できるのだろうかという疑問が出てくる。
 この部分の回避策として株式会社ビーグリー 沿革に「2009年6月 株式会社小学館と資本提携」という興味深い記載があり、ここから類推するに「資本関係を生かして資本提携先の小学館で出版しているプロの漫画家さんを巻き込む」ことも可能であろう。これの傍証として、六田登さんからTwitterで次のようなお話をしていただけたので紹介する。

https://twitter.com/ChaMiu_/status/557555395015622656

https://twitter.com/ChaMiu_/status/557562197266554882

 この文脈からすると、株式会社ビーグリーはUQIYO.JPのために自ら社員を使ってプロの漫画家さんに接触し、接触したプロの漫画家さんへUQIYO.JPの利用規約を理解してもらわぬままユーザ登録をさせ(規約およびプライバシーポリシーへの同意の無効)、コンテンツの提供をさせ、プロの漫画家さんに提供させたコンテンツを無償で再利用しよう(著作物の収奪)という意図が見えてこないだろうか?

 2015.01.21 1226時にUQIYO.JPを閲覧したところ、開設当初には株式会社ビーグリーによるプロの漫画家さんへの接触により88件の投稿があったものの、その後の投稿数は、11件、4件が4回、3件が2回、2件が3回、1件が12回、0件が3回と目も当てられない状況になっている。

 このように一般ユーザのみならずプロの漫画家さんを騙し、ユーザの権利の収奪を目的としか考えらないクソWEBサービスは道義的および法的に存続する意味が果たしてあるのだろうか? また、株式会社ビーグリーと資本関係にあり、著作物への配慮が社会的に妥当に行われているであろうと思われている小学館は、株式会社ビーグリーによるUQIYO.JPでの暴挙をどう考えているのだろう?

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ユーザの権利を収奪するWEBサービスが公開された