FB良品ありきの随契理由書

 鎌倉市議会平成25年12月定例会一般質問の総務部長答弁に「随意契約は、契約検査課により審査される」とあったので、

「自治体運営型通信販売サイト構築運営業務委託契約書」について、総務部契約検査課において審査されたことを示すすべての文書。

と、開示請求を行ったところ、鎌倉市指令政第25号 行政文書一部公開決定通知書と次の文書が開示された。
1. 随意契約にかかる協議依頼書
2. 随意契約にかかる協議依頼書 別紙 自治体運営型通信販売サイト構築運営業務委託随意契約理由書
3. 鎌倉市指令政第4号の業務委託契約書(案)と同一文書
4. 鎌倉市指令政第4号の業務委託仕様書(案)と同一文書
5. 事業費全体
6. 鎌倉市指令政第4号の2013年08月19日付け 見積と同一文書

 今回の開示文書で注目すべきは、2項の 随意契約にかかる協議依頼書 別紙 自治体運営型通信販売サイト構築運営業務委託随意契約理由書だろう。どう読んでも株式会社SIIISのセールストークまたは同社から提供を受けた文書ファイルを書き写しただけとしか思えず、そもそも論としておかしい部分を次に列挙する。
– 3段落目で「佐賀県武雄市が構成員のひとつとなっているF&Bホールディングス企業連合」と、武雄市が構成員なので信頼に足るとの優良誤認を誘導している。
– 4段落目で「企業インキュベーションおよび地域経済の活性化を目指すもの」とあるが、活性化するのはF&Bホールディングス企業連合のみで、「地域経済」に落ちてくるのは各自治体の Japan satisfaction guaranteed での売り上げはどれくらいなのか – Togetterまとめで分かるようにほぼ雀の涙であることを何ら検証していない。
– 6段落目で「初期費用型自治体よりも多いのはWi-Fiシステム導入を理由だ」と主張しているが、Wi-Fiシステムの必要性の記述がない。
– 7段落目で「その他の運営自治体も同様の金額で契約が行われており」と主張しているが、その他の運営自治体と同様額であるから妥当であるとの優良誤認を誘導している。
– 結論と思われる8段落目に「FB良品はF&Bホールディングス企業連合が唯一開発・運営しているシステムであり」と理由付けしているが、ECサイト構築運営事業を行っている事業者はいくらでもあり、ただひたすらにF&B良品ホールディングス企業連合を推しているに過ぎない。

 結論としては、競合他社の存在検証がなされていない理由を厚顔無恥にも行政文書として作成した政策創造担当、そしてこの馬鹿丸出しの理由書を妥当として随意契約を認めた鎌倉市自体にも問題があると考える。この部分を理由として住民監査請求を掛けられるのではなかろうか?

広告
FB良品ありきの随契理由書